大阪市は、募集していた長居公園(他9施設)指定管理事業予定者を長居わくわくパークプロジェクトチームに決めた。2021年度から20年間、長居公園などの活性化に向けたハード、ソフト事業を展開していく。
同チームはわくわくパーククリエイトを代表に、セイレイ興産、ヤンマーホールディングス、大阪スポーツみどり財団、タイムズ24、大阪ユースホステル協会で構成している。
同チームの提案によると、長居公園の一般園地のハード事業では▽エントランス広場でのレストラン・カフェの整備▽南広場での物販飲食施設・展示スペース・フットサルコートの整備▽サクラロード・中央広場・スケボーパークなどの整備▽アスレチック・バーベキュー施設などの整備―などを予定。
また、長居植物園に関しては▽北東スマートゲートなど出入り口の整備▽水辺の散歩道の整備▽グラウンディングタワーの設置―など。この他、▽太陽光発電施設や水質浄化システム・バイオコンポスターの導入▽テニスコートスタンド席の一部木製化―などを予定している。
長居公園は大阪市東住吉区に位置する全体面積約65・7fの都市基幹公園。長居陸上競技場(ヤンマースタジアム長居)などのスポーツ施設、緑地広場、自然史博物館などで構成しており、市民のスポーツ・レクリエーションや憩いの場として親しまれている。
同公園では、08年度から指定管理者制度を導入し、民間事業者による一体的な管理運営を行ってきた。20年度に現指定管理者による管理運営期間が終了することから、次期の指定管理事業者を募っていた。
市が大規模公園に民間活力を導入する事例は、大阪城公園、天王寺公園、鶴見緑地に続き4例目となる。
提供:建通新聞社