フクイ内装システム(福井市足羽4丁目)の工事部、南部守昭氏が、20年度の青年優秀施工者不動産・建設経済局長顕彰である、建設ジュニアマスターに輝いた。
高い技術と、技能が評価され、今後のさらなる活躍も期待されての、受賞となった。
開口一番「素直に嬉しい」と言う。17年9月に頂いた、村田製作所の元請け、戸田建設工事長の表彰に続く2回目の受賞。家族をはじめ、仕事関係者のみなさんなどへ、心から感謝の気持ちを表した。
入職15年を振り返り、自己評価は「成長している部分がある一方、まだまだなところも」と実感。「でも(今賞によって)技術は認めてもらったのかな」と、周りのありがたい評価を受け、自信を深める、いい契機になったよう。さらなる精進を誓う。
職場環境に恵まれ、「上司には、ほんと凄い人がいっぱい。ボードや下地のことで、まだまだ分からないことが多く、なにを聞いても、しっかり答えてくれる」と感謝しきり。
普段の心がけについては、「ケガが一番こわいので、安全作業には、つねに注意を払う」とキッパリ。また未熟な点も率直に、「感情が直ぐ、顏に出てしまうところ。もっと大人にならないと」と反省。職場は、技術面を磨くとともに、精神面も鍛えてくれるところ、と改めて感謝する。
仕事の魅力は、10年ほど前に携わった小学校建設の仮設校舎での経験。児童から、子どもニュースの取材を受け、逆質問した。校舎の使い心地を尋ねると、「危険もなく、とっても気持ちよかった」と話してくれたこと。
今後の抱負は「忍耐強く(すぐに止めず)、挑戦することが大切」と実感を込め「次は、建設マスターを目指します。そのためにも、真面目に、資格を取り、後輩にも伝えていきたい。もう頑張るしかない」と明言。現在は、1級内装仕上げ施工技能士で、登録内装仕上工事基幹技能者。この道で生きていく、覚悟と決意を語った。