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日刊建設タイムズ社
2020/10/22

【千葉】国際文化会館を改修/成田市/20・21年度で設計/空調、天井改修等

 成田市シティプロモーション部文化国際課は、成田国際文化会館の空調設備等の改修工事を実施する。本年度から2か年で設計を行い、2022〜23年度に工事を進める予定。工事内容は空調等設備の改修と、設備改修に伴う天井・壁等の撤去復旧、ホール棟の舞台設備工事などを予定する。本年度の設計は「成田国際文化会館空調設備他改修工事設計業務委託」として19日に一般競争入札を公告した。
 入札書を30日から11月5日まで受け付け、6日に開札する。予定価格は2703万6000円(消費税抜き)、最低制限価格が1656万1000円(同)。委託期間は21年9月30日まで。
 入札参加資格は、官公庁等が10年度以降に発注した、主要用途が劇場(延べ面積2000u以上)または公会堂(同)において、耐震改修工事実施設計業務およびセントラル空調設備の新設または改修の設計業務を元請けとして受注し、完了した実績を有することなど。
 同業務では、大ホール特定天井耐震化改修方針の検討と空調設備等改修工事実施設計を行う。
 実施設計は▽空調設備改修工事▽換気設備改修工事▽給排水設備改修工事▽ガス設備工事▽消火設備▽建築工事▽電気設備工事▽舞台設備工事(ホール棟のみ)――を対象に実施。
 空調設備は、ホール棟および会議棟の熱源機器、各種配管、ポンプ、自動制御設備、空調機器を改修。
 換気設備は、会議室棟の料理教室、トイレ用排風機の更新および会議室用排風機の設置とホール棟トイレ、客席用排風機の更新を実施。
 給排水設備は、ホール棟と会議室のピットおよび天井内における給排水管と揚水ポンプを更新。
 ガス設備は、ホール棟のシャワー室用ボイラーの改修および改修に伴う配管の更新。
 消火設備は、ホール棟および会議室棟のスプリンクラーと屋内消火栓用ポンプの更新、空調改修に伴う天井撤去範囲のスプリンクラーヘッドの更新を行う。
 建築工事は、設備工事に伴う天井、壁等の撤去復旧、キャノピーおよびゲートの塗装改修、ロビー棟屋上防水改修等を行う。
 電気設備は、各機器への電源供給と天井撤去に伴う器具類の撤去復旧を実施。
 舞台設備は、コンセント、照明器具等の更新、移動式照明器具等の更新、絞り緞帳の更新、幕類の更新、ワイヤーロープの更新を行う。
 一方、大ホール特定天井耐震化改修方針検討業務では、大ホールの特定天井耐震化改修の実施設計にあたっての天井落下防止措置等の工法について比較検討を行う。
 成田国際文化会館(土屋303)は、1975年3月の竣工。敷地面積は3万3443u。建物規模はRC造(一部屋根部分鉄骨造)地下1階地上2階(塔屋2階)建て延べ7060u(建築面積4348u)。
 このうち、大ホール特定天井は面積906u(天井改修面積)、天井高が客席3800〜1万2650o(2階席直下約2700o)、舞台1万8000o。客席は固定席1階930席、2階258席の計1188席。k_times_comをフォローしましょう
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