糸魚川市は、老朽化が進む青海中学校の校舎等に対する大規模改修を計画している。
87年の竣工以来、改修が行われていない青海中学校の校舎(RC造3階建て延べ1万1896平方メートル)と、体育館(RC造2階建て延べ2366平方メートル)、柔剣道場(RC造2階建て延べ1489平方メートル)を改修するとともに、長寿命化を図るもの。市の公共施設等総合管理指針に基づいており、国土強靭化地域計画にも盛り込まれている。事業期間は20年度から25年度までとし、総事業費は11億3300万円を見込む。
当初は基本設計について、第2四半期に制限付き一般競争入札に付す予定だったが、市の公共施設管理指針や国土強靭化地域計画など土台となる方針が定まっていなかったことから協議が進まず、公告実施に至らなかったという。現在は協議が進展してはいるが、発注は早くて21年3月頃となる見通しだ。
なお、体育館については、既に屋根の改修工事(田辺建設が担当)に着手済み。一方、柔剣道場の改修についてはまだ計画段階であり、実施するか否かはまだ確定していないとされる。