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県富岡土木事務所は、２０２０年度下半期の主要事業概要を示した。県道宇田磯部停車場線バイパス整備の道路改良工事（分割２号）を12月に指名競争入札で発注。主要地方道安中富岡線（西毛広域幹線道路安中富岡工区）バイパス整備として富岡市下高尾地内で実施する（仮称）山寺入橋のＡ１橋台設置工事と道路改良工事は年明け２月に指名競争入札を予定する。舗装補修工事を実施する国道２５４号は下仁田工区を11月、富岡工区は１月に指名競争を行う。
宇田磯部停車場線バイパス整備の道路改良工事（分割２号）は、富岡市妙義町下高田地内で実施する。19年度から繰り越しでタルヤ建設（富岡市）が工事を進めている分割４号の施工箇所から、南へ向かった１００ｍ区間が対象。１０００立方ｍの掘削工や盛土工１５００立方ｍのほか、補強土壁工７００�uを施工する。設計は、協和テクノ（高崎市）が手掛けた。
山寺入橋は、同事務所が担当する１６００ｍ区間のほぼ中央に整備する。くぼ地を跨ぐ橋長１０５・５ｍ、幅員11ｍの３径間ポストテンションコンポ桁橋。Ａ１橋台は直接基礎の逆Ｔ式となり、高さ11・５ｍ、ボリューム４４０立方ｍの規模。Ａ２橋台、Ｐ１・Ｐ２橋脚は発注済みとなっている。上部工の発注時期については、施工時に作業ヤードとして使用する橋梁前後区間の用地買収が完了していないことから、21年度以降となる。橋梁詳細設計は近代設計（東京都千代田区）がまとめた。
道路改良工事は、山寺入橋架設箇所付近の安中市側で実施。延長40ｍ区間が対象となる。４０００立方ｍの掘削工のほか、間知ブロックを使用したブロック積擁壁工を60ｍ実施する。設計は関東測量（前橋市）が手掛けた。
下仁田工区の舗装補修工事は、下仁田町馬山ほか地内と下仁田町中小坂地内で実施する。設計は共に直営でまとめた。
馬山ほか地内の工事は下仁田インターチェンジ付近の３５０ｍ区間で、切削工や路上再生路盤工、基層工、中間層工、表層工をそれぞれ２４５０�u施工する。
中小坂地内については、下仁田町社会福祉協議会（中小坂６０８）付近の４００ｍ区間で舗装版破砕工、基層工、中間層工、表層工を２８００�u実施する。
富岡工区の舗装補修工事は、カラオケまねきねこ富岡店（富岡市黒川７２９−２）付近で実施する。施工箇所は上下線２車線ずつの４車線道路となっており、下り線の２車線が対象となる。２７５ｍ区間で切削工や基層工、表層工を３６００�u施工する。設計は直営でまとめた。