高島市森林水産課は、今津町保坂に位置する林道梅原雨谷線「雨谷橋」など林道に係る3橋梁について、架け替えも含めて補修工事を計画している。21年2月末をメドに設計業務を取りまとめ、そのなかで架け替えや、補修程度によって工事内容を決めていく。
工事着手時期については、予算や補助金次第で流動的になるが、22年度以降を予定している。
工事期間は、3橋梁とも1ヵ年での完成を目指し、今のところ案件は各橋梁毎で別々に工事発注する見通し。また、補修工事に着手した場合、迂回路等で対応が可能と考えられており、仮設橋などは無い予定。
補修工事の対象となる3橋梁は次の通り(@路線名A場所B橋長C全幅員D上部工形式)。
▽雨谷橋=@林道梅原雨谷線A今津町保坂BL17bCW3・6bDPC橋・ポステンT桁(セグメント)
▽斧研川橋=@林道西山線Aマキノ町牧野BL18・7bCW4bD鋼溶接橋I桁(不明)
▽ワサ谷橋=@林道角川線A今津町角川BL20bCW4bD鋼溶接橋I桁(不明)
内容によると、林道橋梁補修工事として、3橋梁の補修設計に取り掛かり、経済性、構造性、施工性の観点から比較検討を行い、対策方針を決定する。その結果について「架け替え」を判断した場合は、協議のうえで今後の進め方について検討を図っていく。また、今回、対象となっている「ワサ谷橋」については、塗装された林道橋梁の塗料膜に含まれる有害物資の含有状況を把握し、今後の林道橋を維持・管理する。
同市では、林道橋梁点検調査業務における遠望目視点検及び、点検パトロールの結果を基に現地調査の計画を立案。橋梁の形状を把握し、補修設計を行う。現地踏査として、対象橋梁の架橋状況と、その周囲の状況(現況交通状況、周辺環境状況、現地調査方法、施工ヤード等)を把握して現地調査を行い、施工計画を立案していく。
なお、補修設計は湖北エンジニアリング(長浜市)が担当している。
提供:滋賀産業新聞