大阪市は、学校施設関連の整備計画で、「中之島小中一貫校新設」と「堀江小学校分校新設」の2件の大型工事を2021年度に発注する予定だ。いずれもWTO対象案件となる見通し。
中之島小中一貫校の新築規模は、鉄筋コンクリート造で延べ約1万7000平方b。建築面積は約2600平方b。整備内容は、27学級の校舎棟の他、運動場、体育館、プール、ピロティなど。敷地面積が約6200平方bと狭いため、できるだけ校舎を高層化する他、体育館やプールも校舎内に整備することで、可能な限り広い運動場を確保する。
建設地は大阪市北区中之島6丁目で、味の素グループ大阪ビルの東隣りに位置する。基本・実施設計などは、20年度末の納期で久米設計大阪支社(大阪市西区)が担当している。
概算事業費は61億4900万円。内訳は設計費などが3億5100万円、工事費が57億9800万円となっている。
一方、堀江小学校分校の新築規模は、鉄筋コンクリート造で延べ1万1900平方b。建築面積は1600平方b。整備内容は、24学級の校舎棟の他、運動場、体育館プール、ピロティなど。
建設予定地は西区北堀江4ノ7の敷地面積約3400平方。今後、21年度にWTO対象案件として工事発注し、22〜23年度の2カ年で建設する予定だ。実施設計などは綜企画設計大阪支店(大阪市中央区)が担当している。
概算事業費は40億3400万円。内訳は設計費などが3億4400万円、工事費が36億9000万円となっている。
提供:建通新聞社