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建通新聞社
2020/10/15

【大阪】大教大天王寺Cに新・総合教育センター建設

 大阪市と大阪教育大学(大教大)は共同で、(仮称)「新・大阪市総合教育センター建設事業」をスタートさせる。大教大天王寺キャンパス敷地内に新施設を建設する計画。設計・監理業務の外注、工事の発注は大教大が担当するが、整備手法についてはPFI方式を含めて今後検討する。2021年度に基本・実施設計など、22〜23年度に施工する予定だ。
 計画では、大阪市港区弁天町にある現在の市教育センターを移転し、大教大天王寺キャンパス敷地内に新しい教育センターを連合教職大学院と合築で設置する。設置場所は西館と中央館の間を予定。天王寺キャンパスの所在地は大阪市天王寺区南河堀町4ノ88。
 新施設の規模は10階建て延べ約6000平方bを想定。1〜5階を大学施設、6〜10階を市教育センター施設として利用する計画だ。施設コンセプトを▽新時代に対応できる教育内容の研究・発信拠点▽教育課題と大学の知見を結ぶプラットフォーム▽実践的な研修の企画・開発▽交流できるダイバーシティサロン―などとしており、これらを実現できる機能を設計段階で盛り込む考え。
 概算での全体事業費は11億7500万円。内訳は▽地盤調査業務費=500万円▽基本設計費=1600万円▽実施設計費=4600万円▽工事監理費=1600万円▽工事費=10億8900万円▽事務費=300万円―。
 現市教育センターの敷地は移転後解体し、売却する方針。市は売却額を12億円程度と想定しており、ここから解体撤去費(約3億円※アスベスト含有などの有無で大きく変動)を引いて約9億円程度の売却益を見込んでいる。所在地は大阪市港区弁天1ノ1ノ6。敷地面積は1671平方b。
 市と大教大は今年1月、同施設の建設に向けた基本協定書を締結していた。

提供:建通新聞社