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日刊建設タイムズ社
2020/10/16

【千葉】基本設計早期に発注/県企業局の新庁舎建設/委託方式は検討中

 県企業局は、9月定例県議会で補正予算が成立したことを受けて、「企業局本局新庁舎(仮称)建設工事基本設計」の委託に向けた手続きを進め、できるだけ早期の発注を目指す。業務は同局財務課からの発注となる。委託方式は検討中。委託費については、9月補正予算において限度額8600万円(2020〜21年度)の債務負担行為を設定した。また、本年度に「企業局本局新庁舎(仮称)建設基本計画」をまとめており、同計画に基づき進めていく。
 基本計画による想定スケジュールは、20〜21年度に基本設計、21〜22年度に実施設計を行い、22年度に着工、25年度の供用開始となっている。
 建設場所は、新都市ビル跡地(千葉市中央区中央4―13―14〜18)。敷地面積は2684・29u。用途地域は商業地域、準防火地域で、駐車場整備地区に指定されている。建ぺい率は80%、容積率は400%。最大の延べ面積は1万737・16u(駐車場等除く)。
 新庁舎の規模は地下1階地上8階建て延べ約1万2350u(駐車場含む)。地下1階が駐車場で、地上1階がエントランス・展示室・テナント、2〜8階が事務室等。面積は▽事務室約3850u▽会議室約450u▽倉庫・書庫約700u▽供用スペース約4200u▽固有業務スペース約1530u――を想定。駐車場を除く新庁舎の規模は約1万730u。地下1階に配置する駐車場の想定面積は約1620uで、台数は47台以上。ほかに、50u程度の駐輪場の設置を想定。
 事務室等の内容は、2階が知事部局、会議室、機械室等、3階が知事部局総務ワークステーション、4〜8階が企業局各課等。2階知事部局会議室、4階企業局会議室には災害発生時活用可能なスペースを確保する。
 新庁舎1階には、来庁者に配慮し、エントランスと一体となった同局の情報発信等を中心とした展示室やテナント等を配置。2階より上層部は、事務室を中心に業務連携等が必要な部署を、可能な限り近接した配置とし、サービスの向上や事務の効率向上を図る。
 概算事業費は、新都市ビル地下埋設物解体費用(知事部局負担分)を含め(移転費用や備品調達費用等を除く)約82億円を見込む。
 新庁舎の機能として▽業務遂行上の利便性、機能性に優れた庁舎▽災害に強い構造と機能を備え、災害発生時に柔軟に使用できる庁舎▽災害対策活動の拠点としての機能を十分に発揮できる庁舎▽長時間にわたり機能的で十分な経済性を備えた庁舎▽環境負荷の低減や周辺環境に配慮した庁舎▽県民が親しみやすい開放的な庁舎――を目指す。k_times_comをフォローしましょう
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