南房総市は、岩糸2489に所在する丸山分庁舎および丸山公民館の耐震診断結果を踏まえ、2021年度の改修設計、22年度の工事着手を予定している。耐震診断業務については「丸山分庁舎および丸山公民館耐震診断業務」として、指名競争入札により委託する。開札日は16日。履行期限は21年3月30日。委託費は9月補正予算に、丸山分庁舎1257万3000円、丸山公民館845万9000円を計上した。
防災拠点施設に位置付けられている丸山分庁舎と広域避難所に指定されている丸山公民館について、重要度係数U類(一般建物の1・25倍)の耐震性能を確保するとともに、長寿命化に向けた改修を行う。
1975年の当初建築物だけでなく、新耐震設計法で増築された建築物も含めて耐震性能を把握し、計画方針を定める。
耐震診断業務の内容は▽第2次診断法による耐震診断▽第3者機関による耐震診断評定の取得▽コンクリート圧縮強度試験および中性化試験▽柱・梁接合部・小屋根の各所調査▽耐震診断結果報告製本・提出――など。
建物の概要は次の通り。
〔▽建物名等(竣工年等)=階数、延べ床面積、最高高さ(軒高)〕
▽丸山分庁舎(75年竣工)=RC造2階、1432・49u、最高高さ11・46u(軒高7・9m)
▽丸山分庁舎(82年増築)=S造2階、延べ床面積215・05u、最高高さ8・4m(軒高7・9m)
▽丸山分庁舎・事務室(92年増築)=S造2階、延べ床面積144u、最高高さ8・4m(軒高7・9m)
▽丸山分庁舎・連結部(92年増築)=S造2階、延べ床面積123u、最高高さ8・4m(軒高7・9m)
▽丸山公民館(75年竣工)=RC造2階、延べ床面積834・57u、最高高さ12・7m(軒高7・9m)
▽丸山公民館(82年増築)=RC造2階、延べ床面積761・12u、最高高さ9・05m(軒高8・55m)