大津市建築課は、和邇中に位置する「和邇保育園」について、既存園舎の一部解体工事と、それに伴って新園舎の増築工事を計画している。設計業務を21年3月末をメドに取りまとめ、早ければ4〜5月にも工事発注を行う。発注形態は、解体工事で1件。本体工事で建築と電気設備、機械設備の3件分離を予定。
概算工事費は、解体工事で4500万円、増築工事で約3億5000万円を見込み、工事期間は21年6月から着工し、22年10月完成をメドに取り掛かっていく。
計画によると、同保育園は、耐震診断結果で基準を満たしていない既存の園舎を解体し、新たに園舎を増築することで耐震基準を満たし、施設の長寿命化を図るとともに、保育・教育の環境を整えることを目的としている。施設概要は、敷地3449・73平方bにある既存の園舎S造平屋建、1165平方bを一部解体。増築する新園舎(既存と別棟)は、S造平屋建又は2階建、延約800〜1000平方b規模で建設する。
解体される工事概要は、既存棟一部解体として、プール、外構解体、遊具全撤去、植栽伐採伐根、一部建材にアスベスト含有の撤去、建築物内の電気設備、機械設備の全撤去。増築される工事概要はについては、構造はS造で階数は2階建までで、既存棟とは完全別棟。保育室は5室、遊戯室、職員室、保健室、相談室など、園庭は北側に設置し、調理室は東側、駐車場は南側に設ける。照明器具は全てLEDにする。
なお、設計はビルディング・コンサルタントワイズ(大津市)が担当している。
提供:滋賀産業新聞