菅政権が提唱するデジタル化で、平井伸治知事は13日、「県庁のハンコ手続き廃止」を宣言した。行政改革に取り組んで業務の効率化や行政サービスの向上につなげる。
定例会見で平井知事は、行革を推進する政府姿勢を評価した上で「県独自でもDX(デジタルトランスフォーメーション)化に寄与していく動きをスタートさせたい」と説明。住民や企業からの提出物も押印廃止を進めて、利便性の高い電子申請を加速化させる。
19日に開く来年度当初予算編成会議に合わせて、新しい行政様式を確立するPT(プロジェクトチーム)を立ち上げ、行政事務の無駄を洗い出してデジタル化を進める。平井知事は会計事務処理を中心に手続きを見直す考えを示した。
また、県土整備部は特殊工事の一部で電子申請を受け付けている入札参加資格申請を次回からの見直しを検討する。
日刊建設工業新聞