トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2020/10/14

【東京】都 東陽・新砂地区で運河ルネサンス推進

 東京都港湾局は、東陽・新砂地区を「運河ルネサンス推進地区」に指定した。地元の町会や民間事業者などで構成する協議会が主体となり、水辺のにぎわいを創る施設として、レクリエーションボート乗り場や体験・学習・教育関連施設、テラス、簡易桟橋などの整備を進め、地域の交流拠点としたい考え。
 東陽・新砂地区は、江東区東陽1、2丁目と新砂1丁目の一部、塩浜2丁目の一部。地区内には、可航幅員15bの汐浜運河と汐見運河が流れている。
 港湾局が取り組む「運河ルネサンス」は、舟運の利用が低下した運河やその周辺の土地を含めた水辺空間に着目し、観光や景観、回遊性などを重視した観光資源の都市空間として再生させる取り組み。
 運河ルネサンスに取り組む際には、地域の町会、商店会、民間事業者、NPO団体などの団体が集まり、協議会を設置。協議会の活動内容を都が認めた場合に、「推進地区」として指定。協議会が運河の活用に向けた目標と計画をまとめ、都と地元自治体がその計画に基づいて水域占用許可の規制緩和、技術的支援など、地域に合った協力体制を検討していく。
 2005年度に「芝浦地区」「品川浦・天王洲地区」「朝潮地区」、06年度に「勝島・浜川・鮫洲地区」、09年度に「豊洲地区」を推進地区に指定。今回で6地区目となる。

提供:建通新聞社