県鳥取県土整備事務所は、岩美町田後地区で建設を進めている規模の大きい橋梁のうちP1橋脚の工事を今冬にも発注する。今春に着工した浦富海岸側のP2橋脚に続いてP1の準備に入っており、11月県議会で繰り越し承認を得る見通し。
橋梁の整備を計画している県道網代港岩美停車場線は、岩美町網代地区から同町浦方面に向かう幹線道路で、山陰海岸が展望できるポイントもあるため、観光客も多く利用する。しかし、同町田後地区周辺は幅員が狭いほか、道路沿いに多くの民家もあるため以前から整備が検討されていた。
このため、田後地区に橋梁を中心にしたバイパスを総事業費8億円で建設するもので、今春から初めての工事に着手している。橋梁は、橋長89・5b、全幅10b。上部工はポストテンション方式3径間連続PC箱桁で橋台は逆T式。また、高さ20b程度の橋脚は壁式になっている。
網代側のP1橋脚については、早ければ年末にも公告するものと見られており、工事発注に向けた準備を本格化させている。
日刊建設工業新聞