北陸財務局は、石川県が保有し、空き事務所となっている戸水庁舎(金沢市戸水町25番1)を、借り受けて改修する方向で協議に入っている。現在、設計室タイムで改修設計を進めており、今年度内に同業務を終えて、着工に備える構えだ。
北陸財務局によると、金沢国税局からの「戸水庁舎を借り受けたい」との申し入れを受け、県へその意向を伝え、現在、審査を進めている段階という。
同庁舎(S造2階建て延べ2890・03平方メートル)には以前、県央農林総合事務所や県消費生活支援センターが入っていたが、県央農林は直江庁舎へ、消費生活センターは幸町庁舎へそれぞれ移転。現在は倉庫として利用している。
財務局の戸水庁舎内部模様替え工事は、国土交通省がまとめた、21年度各省各庁営繕計画書に関する意見書において「B」判定(至急実施すべきである)に位置付けらている。工事概要は、内装改修、建具改修、小荷物専用昇降機設備新設、電気設備・機械設備改修一式。事業費は3億2000万円を見込む。