日本工業経済新聞社(群馬)
2020/10/06
【群馬】藤岡市は21〜23年度の3カ年実施計画示す
藤岡市は2021〜23年度の3カ年実施計画をまとめた。主な事業として、期間内だけで30億円超を投じる旧公立藤岡総合病院跡地整備事業はじめ、21年度から4カ年で計画する新火葬場建設事業、上の山浄水場更新事業には8億円を超える事業費を設定。また、国道17号横断公共下水道(雨水)整備事業などを推進する。投資的事業の3カ年合計事業費は190億7446万3000円と算定している。
旧公立藤岡総合病院跡地整備事業は、旧公立藤岡総合病院の利活用に関する提言書および旧公立藤岡総合病院跡地活用基本構想に基づき、施設整備などを行う。事業期間は21〜25年度の5カ年を見込む。新施設建設に向けた基本設計および都市再生整備計画の策定を21年度に2800万円で行い、22年度は実施設計に取り掛かる。事業費7000万円を設定。23年度は30億円で建築工事、設計監理、用地買収に着手する計画。
新火葬場建設事業は、1976年度に建設した偕同苑の老朽化や今後見込まれる火葬需要に対応するため実施する。建設場所や施設規模などは検討中。2021年度は1000万円で基本設計、22年度実施設計、用地買収には1億5600万円、23年度に計画する設計監理および建築工事へ12億4600万円を位置付けた。
上の山浄水場更新事業については、鬼石地区中心部へ安定した給水を確保するため実施する。同浄水場は浄法寺系配水池、三波川系配水池、鬼石・浄法寺系配水池の3池で構成している。1964年に建設された。構造はいずれもRC造で浄法寺系配水池が容量253・8立方m、三波川系配水池は容量173・8立方m、鬼石・浄法寺系配水池は容量1010立方mの規模。2021年度に1500万円で基本設計、地質調査、現地測量を行い、22年度には実施設計を2500万円、更新工事を計画する23年度には8億円を位置付けた。
国道17号横断公共下水道(雨水)整備事業は立石地内で計画。中島排水区について、管渠敷設が完了している烏川から国道17号北側とJR北藤岡駅南側からJR高崎線までの2区間を結ぶ整備を行う。事業期間は21〜23年度の3カ年を想定。21年度に基本設計、22年度は詳細設計、23年度の工事着手を目指す。総事業費は2億2700万円を見込む。総事業費の内訳は◇21年度=1200万円◇22年度=1500万円◇23年度=2億円―。
そのほかの主要事業は上記表のとおり。