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建通新聞社
2020/10/06

【大阪】大阪市 もと森之宮工場内部解体を年内発注

 大阪市は、もと森之宮工場本体の解体撤去に先立ち、プラント設備など内部施設の解体撤去工事を年内に発注する予定だ。同工事については6月下旬に開札予定だったが、入札参加者不在のため取りやめ、再発注の時期を検討していた。
 焼却炉やプラントなどの解体に向けては、設計業務を中外テクノス(大阪市淀川区)で実施した。解体工事の他、地下に滞水している排水の除去工事、アスベスト除去工事なども実施する予定。2022年1月の完了を予定している。
 森之宮工場の所在地は城東区森之宮1ノ6ノ11。既存規模は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地下3階地上5階建て延べ約1万4000平方b。敷地面積は約1万1200平方b。工場の煙突部分の解体工事はすでに完了している。
 工場本体の解体に向けては、実施設計を三座建築事務所(大阪市西区)に委託して進めている。工事は21年度以降の発注となる。
 解体跡地については、大阪府・市立大の統合大学のメインキャンパス建設予定地として活用する方針。同地のすでに空き地となっている部分と工場跡地を合わせた敷地面積約3万平方bに建設する予定だ。新キャンパスは25年度の供用を目指している。
 
提供:建通新聞社