県海匝農業事務所は、広域営農団地農道整備事業の東総台地2期地区について、2021年度の事業完了に向けて推進する。本年度は事業費3億7900万円(うち繰り越し分3億900万円)を投入。昨年度に入札を取りやめた6号橋の上部工を第3四半期に発注する。上部工などの事業費は9月補正予算に、東総台地地区として限度額3億5000万円の債務負担行為を設定。工期は14か月を見込み、21年度までの2か年で工事を実施する予定。
6号橋は、銚子市新町地先で谷津田を横断する。規模は橋長約107m、総幅員約8・7m。上部工の形式は鋼3径間連続非合成鈑桁橋。下部工は、その1をテクト、その2を遠藤建設、その3を鈴木建設、その4を小林建設がそれぞれ施工。実施設計はエース(京都府下京区七条通木屋町上る大宮町205)が担当した。
本年度は、道路工事その7とその8を発注。その8は銚子市新町地先で道路擁壁の盛土工を実施。面積は約330u。テールアメ工法。その7は、その8の盛土工に伴う地盤改良工事。その8は9月4日の入札により遠藤建設が7250万円(消費税抜き)で落札。その7は7月10日の入札を経て高岡組が2739万6000万円(同)で落札した。
同地区においては16年度に事業計画を変更。2期地区のうち未整備の約1・3q区間について、地方創生道整備推進交付金を活用し、21年度までに総事業費16億3700万円を投入する。本年度末までに9億5500万円を投入する予定で、本年度末での進捗率は約58・3%を見込む。
東総台地地区の事業期間は1992〜2021年度。銚子市から、旭市を通り東庄町に至る総延長1万1810m(うち農道事業施工区間1万620m、他事業区間1190m)、幅員7・5m(車道幅員6・0m)の道路を整備する。関係市町は銚子市、旭市、香取郡東庄町。受益面積は2590ha。総事業費に114億1600万円を見込む。
03年8月1日に1期地区約3q、15年8月3日に、2期地区の県道銚子旭線猿田町地先から小長町の市道に通じる約0・8qと、小長町から東庄町小南に通じる約2・8qの供用を開始。16年3月30日には、市道30297号線新町地先から県道銚子旭線猿田町地先までの約2・5qを供用。残る県道飯岡松岸停車場線新町地先から市道3029号線新町地先までの約1・3qについて、16年度に事業計画変更の手続きを行い、地方創生整備推進交付金事業として17年度から5か年で実施することになった。