高知県公立大学法人は、高知県立大学「あふち寮」の建て替えを計画している。県の9月補正予算案では「高知県公立大学法人施設等整備事業費補助金」の一部を活用し、建て替えや設計監理、機械警備、備品購入を含む関連費用として3億2800万円を計上し、2021年度までの債務負担行為として限度額5億1090万円を設定している。同法人は2020年度内の発注を目指している。
新たな寮は、現施設に隣接し、以前県警が所有していた土地に建設する。規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2346平方b。ワンルーム12室、バス・トイレを共有する4人用シェアルーム14室、3人用シェアルーム12室を配置する。場所は高知市東石立町。設計は上田建築事務所(高知市)が担当。
現在の寮は1970年の建設で施設の老朽化が進んでいる。また4人部屋しかなく密になりやすい環境のため、新型コロナウイルス感染拡大防止として、現在一部の学生が県の職員住宅を借りるなどの対策を講じている。同法人では、こうした状況を踏まえ、新たな寮を建設する。
提供:建通新聞社