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建通新聞社四国
2020/10/02

【徳島】徳島県 学校空調モデル創出事業でプロポ手続き

 徳島県教育委員会は「『新しい生活様式』に対応した学校空調モデル創出事業」について、設計・施工一括発注方式による公募型プロポーザルを公示した。徳島視覚支援学校・徳島聴覚支援学校の屋内運動場と校舎棟を対象に、WITH・コロナ時代にふさわしい学校空調の在り方を検証する。経営事項審査結果の管工事の総合評定値が1200点以上の管工事特定建設業許可業者と県内管工事A級(空調)の2者構成による共同企業体の参加と、技術提案書など審査書類の提出を10月26日まで求め、10月下旬または11月初旬のプレゼンテーションを経て優先交渉権者を決定する。
 事業内容は、高換気・高機能空調整備に係る実施設計業務と機械設備工事一式。共同施工方式(甲型)で、協力会社の選定も可能。事業期間は2021年3月25日。屋内運動場では1階小体育館1・2と2階アリーナに、校舎棟では4階防災学習室(1室)他6室に高換気・高機能空調をそれぞれ整備する。上限提案価格は税込み1億1600万円。内訳は設計費800万円と工事費1億0800万円(校舎棟は1600万円、屋内運動場は9200万円)。
 新型コロナウイルス感染症との共生の時代を迎え、学校教育現場では、従来の学校教育活動や避難所としての役割を果たす上で、3密の回避など新しい生活様式を取り入れた環境整備が求められている。中でも感染症対策の整った避難所には適正な室温を確保しながら十分な換気が行える「高換気・高機能空調」の整備が今後重要となる。こうしたことから県では、県立学校でモデル校を指定し、こうした高換気の空調システムに詳しい民間の知見を求めながら感染症に強い空調環境を創出するための実証を行うことにした。
 所管は施設整備課施設・助成担当、電話088(621)3207。県は高換気・冷暖房システムの性能検証の他、トータルコスト検証なども行い、この実証成果を基に整備モデルを構築し、県内外へ展開することにしている。
提供:建通新聞社