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　野々市市は、公共施設等総合管理計画に基づき、公共建築物などに関する個別施設計画の策定作業を進めており、今年度中に取りまとめて公表する方針だ。
　個別施設計画では、既存施設の長寿命化を図るため、対応方針や優先順位、計画期間などをまとめる。対象となっている公共建築物は庁舎や学校、体育施設、社会福祉施設、公民館など約６０施設。施設ごとの現況や耐用年数を把握し、整備方針や修繕計画を定める。長寿命化を図るものや統廃合するもの、新たに整備するものなど方向性を精査した上で効果的な対策を進め、施設の更新費用の平準化につなげる。
　市は、これまでに全庁的な公共施設等マネジメント会議を定期的に開催するとともに、公営住宅や公園を対象とした長寿命化計画の見直しや、道路舗装関係など施設類型別に個別施設計画の策定を進めてきた。最終的には全体を取りまとめたい考えだ。
　このほか、市議会では、野々市中央公園拡張整備のあり方や市民野球場のリニューアルなどがたびたび議題に上がってきた。先の９月定例会でも体育施設について質問された粟市長は、２１年度末をめどに体育施設整備計画（実施計画）を策定する方針を示している。