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建通新聞社
2020/10/01

【大阪】近畿地整 10月以降発注予定工事282件

 国土交通省近畿地方整備局は、2020年10月以降の発注見通しを10月1日に公表する。件数は工事282件、建設コンサルタント業務など179件の計461件。工事のWTO対象案件7件のうち、新たに1件を追加。大和御所道路飯高町地区鋼製橋脚工事を第4四半期に入札する。
 工種別では一般土木の120件が最多。内訳はWTOの4件の他、本官1件、分任官115件。この他、維持修繕78件、アスファルト舗装6件、鋼橋上部10件、PC9件などとなる。
 事務所別では、奈良国道事務所がWTO6件を含む27件で最多。20件以上を公表するのは兵庫国道事務所が26件、淀川河川事務所が24件、京都国道事務所と姫路河川国道事務所が22件を発注する。
 新たに盛り込まれたWTO案件の大和御所道路飯高町地区鋼製橋脚工事(奈良県橿原市)は、発注規模6億9000万円以上10億円未満。26カ月の工期で鋼製橋脚工4基、アンカーフレーム4基を施工する。
 この他、分任官では、浪速国道事務所が淀川左岸線延伸部茨田西地区整備工事を第4四半期に発注。土工、舗装工のICT活用工事となる。発注規模は1億円以上2億円未満。姫路河川国道事務所は3億円以上6億9000万円未満の発注規模で、加古川向島町地区浚渫他工事を第4四半期に発注。2万5000立方bの浚渫工などを行う。
 紀伊山系砂防事務所の9件はいずれも新規案件で、発注規模3億円以上6億9000万円未満の床固工3件を第3四半期に発注する。奈良国道事務所は大和御所道路の小槻高架橋下部工3件を第4四半期に発注する。
 建設コンサルタント業務などはプロポーザル方式で公募型2件、簡易公募型24件、標準3件、競争入札方式で総合評価94件、一般競争15件、指名競争38件、随意契約で3件の内訳。業種別では測量30件、建築コンサル17件、土木コンサル87件、地質調査9件、補償コンサル36件となる。
 事務所別では、工事と共に奈良国道事務所が18件で最も多く、大阪国道事務所が14件、姫路河川国道事務所と紀南河川国道事務所が各11件、福知山河川国道事務所と淀川河川事務所、豊岡河川国道事務所が各10件で続く。
 新たに盛り込まれた主な業務を見ると、浪速国道事務所が清滝生駒道路鹿畑町高架橋詳細設計を第3四半期に入札、豊岡河川国道事務所は豊岡道路2期で道路予備設計、地質調査、水分調査計画をそれぞれ第4四半期に入札する。奈良国道事務所は大和北道路シールドトンネル他予備修正設計の公募型プロポーザルを第3四半期に外注する。

提供:建通新聞社