大阪市は、大阪・関西万博閉幕後の夢洲第2期区域のまちづくりを検討するため、ゾーニングなどを含む調査業務の公募型プロポーザルを実施。委託予定事業者として日建設計(大阪市中央区)を選定した。
対象地は、大阪市此花区夢洲中1丁目などで、夢洲のほぼ中心に位置する区域。敷地面積は約60fで、このうち約20fの埋め立てが完了している。残り約40fについても現在埋め立て工事を進めており、2022年度末までに完了する予定となっている。用途地域は工業地域(容積率300%、建ぺい率60%)、準工業地域(同200%、60%)。
夢洲第2期区域では19年度、民間事業者を対象に土地利用コンセプトなどを探るマーケット・サウンディング調査を実施。エリア全体をいくつかのゾーンに分けて開発するマスターデベロップメントや、駅前拠点や大型リゾート施設などの提案があった。
今回委託する業務では、これらの調査結果を踏まえ、▽開発計画案の作成▽万博における政府館、自治体館などの検討を踏まえたゾーニング▽(仮称)夢洲駅へのアクセス手法や駅前空間の在り方の検討▽第2期の外周道路計画の検討▽将来の港湾道路計画の見直し―などを行う。委託期間は21年3月17日。
提供:建通新聞社