湖南市は、推進しているJR石部駅周辺地域整備事業について、21年度から約18ヵ月程度をかけてJRと協力し地平駅へと改修する駅舎工事、南北を結ぶ約80bの南北自由通路(跨線橋)整備に着手していく考えから、来年度と22年度の2ヵ年で、それぞれの当初予算案に事業費を計上し総額約13億円の市事業負担金を確保する考えだ。
事業者選定はJR側で行う。来年5〜6月頃に発注する見通しだ。その後、23年度(令和5年度)から駅までのアクセス道路となる市道石原線道路整備、北側駅前広場整備を約1億円程度を投じ2ヵ年かけて行い、24年度(令和6年度)にふれあい公園や安全面の更なる向上と、利用者の幅広い年齢層の取り込みを図る南側駅前広場工事を同じく2ヵ年かけて取り掛かる。順調にいけば、26年度(令和8年度)に駅前広場が完成し事業が完了する見通しだ。
同事業は、西の玄関口となるJR石部駅の利便性向上と周辺地域整備を一体的に実施することにより、市西部地域の活性化を図ることが狙いで、▽駅舎整備▽自由通路整備▽駅前広場整備▽駅周辺整備―と、大きく4つの整備項目に分け、計画的に事業を推進していく。市は、今年度当初予算に▽北口駅前広場用地購入事業費=2億4988万円▽駅舎改築工事補償費=5000万円▽南側駅前広場実施設計業務委託費=2049万円▽北側駅前広場実施設計業務委託費=1965万円―など、事業費計4億7478万円を計上し、順調に事業を進めている。
なお、市から発注される南側駅前広場整備と北側駅前広場の整備内容は、南側は対象面積約3700平方b内に、▽シェルター▽駐車場▽公園モニュメント―などを設置及び整備し、北側は、対象面積約4250平方bを主に駐車場へと整えていく模様だ。
提供:滋賀産業新聞