磐田市は、2020年3月末に閉館した磐田市民文化会館(二之宮東3ノ2)と文化振興センター(同)の解体計画について工事の発注時期を見直し、2021年度以降に延期する方針を明らかにした。また、跡地利用の方針策定に向けた懇話会は20年度内の再開を目指している。いずれも新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策の影響によるもの。
市は、解体工事の発注時期について当初第2〜3四半期としていたが、「新型コロナウイルス感染者拡大防止対策費を確保するため、予算投入の優先順位を見直す必要がある」とし、解体計画の延期を決めた。
跡地利用については、懇話会を継続的に開催し具体的な整備計画を固める予定だが、懇話会の再開時期は未定。基本方針では、文化振興センターの機能を継承する会議室に加え、コンベンション施設や文化・歴史・芸術などの展示室機能を持たせる施設の建設を検討している。
解体を予定する施設の規模は、市民文化会館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ4656平方b、文化振興センターが鉄筋コンクリート造4階建て延べ2344平方b。解体設計は創亜開発(磐田市)が担当した。跡地面積は1万6963平方b。
新たな(仮称)磐田市文化会館は上新屋地内で大成建設・アキヤマJVが建設中で、22年4月の供用開始を予定する。
提供:建通新聞社
(2020/9/30)
建通新聞社 静岡支社