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北陸工業新聞社
2020/09/29

【新潟】残費44億で橋梁など/国道17号浦佐バイパス事業/北陸整備局

 北陸地方整備局は、「一般国道17号浦佐バイパス」について、残事業費に44億5500万円を投じて新浦佐大橋の橋梁工事や道路改良工事を進める。
 このほど開かれた20年度第1回事業評価監視委員会で、事業の継続が承認されたもの。浦佐バイパスは南魚沼市市野江甲から魚沼市虫野間の全長6・6キロで計画。1988年度に事業化し、97年度に着工した。これまでに00年度に南魚沼市浦佐地先の延長1・1キロ、12年度に南魚沼市浦佐地先から魚沼市十日町地先の延長1・1キロ、14年度に魚沼市十日町地先の延長1・8キロが供用。21年には魚沼市大浦から虫野間の延長1・0キロが開通する。完成により、冬期間における円滑な交通確保が期待され、安全性・信頼性が向上するほか、魚沼基幹病院などへのアクセス性が向上し、安全安心な搬送が可能となる。
 前回(16年度)の事業評価からの変更点としては、新浦佐大橋の高架部およびJR跨線部において橋種変更が必要となったことから10億円、そのほか、虫野地区山岳部の地山が軟弱なことから当初の大規模切土からトンネルへ構造変更したことにより10億円をそれぞれ増額。全体事業費は210億円から230億円にアップした。
 残事業費44億5500万円の内訳は工事費が38億2100万円、間接経費が6億3400万円。そのうち工事費の内訳は、▽改良費(土工1万8902立方メートル、改良工4000立方メートル、法面工6101平方メートル、擁壁工一式、函渠工78メートル、排水工1614メートル、縁石工1910メートル)1億7600万円▽橋梁費(新浦佐大橋、赤沢川橋)34億3600万円▽トンネル費(山岳トンネル2本)3000万円▽舗装費(車道舗装1万9258平方メートル、歩道舗装3623平方メートル)1億6000万円▽付帯施設費(交通管理施設工一式)1900万円−となっている。

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