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　松山市は「坊っちゃんスタジアム」（松山中央公園野球場）のスコアボード改修に２０２１年度に取り掛かるため、設計を新企画設計（松山市）に委託した。同球場では22年のプロ野球オールスターゲームの開催が決まっており、野志克仁松山市長の「万全な状態で迎えたい」との思いから、経年劣化しているスタジアムの照明やスコアボードの改修を順次進める。
　スコアボードの改修内容は、既設メインスコアボード建屋を使用して、全面に高輝度ＬＥＤフルカー素子を採用した全面フリーパターン電光掲示システムとする。
　同球場は00年５月の供用開始後、高校野球や社会人野球などアマチュア野球公式戦が行われている。四国アイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツの本拠地としても使用されており、プロ野球の公式戦も実施され、02年と12年にはオールスターゲームも開催された。
　開場当初のスコアボードは全面磁気反転式だったが、02年のオールスター誘致に当たって電光式に入れ替えた他、スコアボード右側には磁気反転式で３色表示が可能なフリーボードを設置した。　
　20年度に着手したナイター照明設備の更新では、既存ナイター照明をＬＥＤ照明に更新。照明設備、照明制御設備、幹線・分岐用配線設備、観客席補助照明設備、最上階客席通路非常照明設備、内野整備用仮設照明設備などを行っている。設計は鳳建築設計事務所（松山市）が担当した。
　坊っちゃんスタジアムの建物概要は鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造４階建て延べ３万３４２１平方�b。場所は市坪西町６２５ノ１。
提供：建通新聞社