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鹿児島建設新聞
2020/09/25

【鹿児島】鹿児島大学病院再開発/25年度に立駐着手

 鹿児島大学病院は、「21世紀に輝くヒューマントータルケア病院」を目指し再開発計画を進めている。メーンとなるA棟は今年4月から着工。(仮称)アメニティ施設整備を運営まで含めた事業手法をBOT方式に決め事業者公募を進めている。今後のスケジュールはA棟等の完成後は、既存施設の解体を進め、25年度から立体駐車場等を整備し26年度の完了を見込む。
 進捗状況をみると、再開発計画は当初、既存病院改修を主体に不足分を増築する計画だったが、東日本大震災などを反映した災害拠点病院として免震構造を採用した既存病棟改築を主体とする内容に改め、事業を進めている。
 これまで、中央診療棟(RC造免震構造地下1階地上4階建8175u)が09年10月、病棟C棟(SRC造免震構造9階建1万5437u)は13年12月から稼働を開始。14年4月からは救急救命センターを設置し、病棟B棟(SRC造免震構造地下2階地上9階建1万8101u)を18年2月に供用した。
 引き続き20年3月に医科病棟を取り壊したあと、外来診療棟・病棟A棟(SRC造免震構造地下2階地上9階建1万8102u)の建設には同年4月に着工している。
 事業者公募を進めているアメニティ施設の建物規模はS造またはRC造3階建約2560uを想定。
 今後のスケジュールは、外来診療棟・病棟A棟の工期は24年1月31日までとなっており、同年9月が開院目標。アメニティ施設は21年度設計、22年度から建設に入り、24年度の供用を目指している。
 その後、24年度から医科診療棟や管理棟、医療情報施設、仮称プレハブ棟を解体するほか外構の整備に入る。また、ロータリーの設置や立体駐車場の新営を行い事業全体が完了する。

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