静岡市緑地政策課は、民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式を適用して大浜プール公園の再整備を計画。現在、参入希望事業者にサウンディング型市場調査を行っている。県内企業の意向確認を終え、現在は県外企業の調査に移っている。同課は、個別の参入希望企業とWEB会議で対話を実施。参加希望者を25日正午まで募集している。
市は、PFI方式を導入して大浜公園(駿河区西島1380)の再整備を行う。日本工営静岡事務所(静岡市葵区)が基本計画の策定、PFIアドバイザリー業務を担当している。民間活力導入策では、プール施設をPFIのBTO方式で、レストランやカフェなどの収益施設と駐車場をBOO方式で整備する方向。
計画では、プールゾーン約1万2000平方b、公園機能ゾーン約1万4000平方b、松林ゾーン6000平方bの3ゾーンに再編。プール施設は既存施設を全面撤去して、流水プール、水泳プール(25b)、ウオータースライダー、幼児用プールなどを整備する。公園ゾーンは、民間収益施設と一体的に芝生・遊具・多目的の広場と駐車場を整備する。松林ゾーンは、既存の海岸防災林を保全し、園路やベンチなどの休憩施設を整備する計画。
PFI方式では、コロナ禍で、民間事業者の参入意欲や参入条件などが最大の焦点となり、同課では、県内外の事業者との対話を重視する。問い合わせ先は緑地政策課計画係 電話054(221)1432。
提供:建通新聞社
(2020/9/25)
建通新聞社 静岡支社