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　富田林市は、「富田林市庁舎整備基本計画（素案）」の中で、北館および南館を含めた全面的な建て替えを実施する方針を明らかにした。当初、北館と別館の老朽化をはじめ、南館を除く施設で耐震性能が不足していることなどを受けて、耐震補強を検討していたものの建て替えを軸に検討する。パブリックコメントを受けた後、本格的に整備計画の策定を進めていく。
　今後の見通しとして、基本・実施設計と建設工事を分ける分離発注方式を採用し、設計者をプロポーザル方式で選定する。２０２０年度内に基本・実施設計を発注し、22年度中には設計を終える見込み。23年度以降の着工を予定する。現段階では28年度以降に全体の供用開始を想定している。
　概算事業費は約１０５億３０００万円。授乳室の内装で木質化を検討しており森林環境譲与税基金などの充当も見込んでいる。

提供：建通新聞社