国土交通省関東地方整備局は、管内で計画している橋梁工事の中長期的な見通しをまとめた。東京都内では、一般国道357号東京湾岸道路のうち辰巳・東雲・有明の3地区を対象に交差点部の立体化を計画。これに合わせた橋梁の整備予定を盛り込んだ。2020年度は辰巳地区と有明地区を対象に橋梁下部工に着手する。
中長期的な発注見通しは、9月に開いた日本橋梁建設協会(橋建協、満岡次郎会長)との意見交換で提示した。管内の主要な道路事業について、橋梁建設を計画している区間の延長や箇所を示した。
東京湾岸道路(東京都区間)は、江戸川区臨海町6から大田区羽根田空港3までをつなぐ。このうち、橋梁工事を計画しているのは、千葉県寄りから順に▽辰巳立体(山側196b、海側330b)▽辰巳橋(山側186・2b、海側224・1b)▽東雲立体(山側278b、海側296b)▽有明立体(山側、海側ともに423・9b)▽有明橋(山側、海側ともに238・5b)―。
また、八王子市北野町から同市南浅川町までをつなぐ一般国道20号八王子南バイパスでは、東方向から順に▽大船寺田高架橋(614b)▽寺田側道橋(上り、36b)▽寺田跨道橋(76b)▽殿入高架橋(本線、側道いずれも64b)▽館町跨道橋(85b)―が未着手となっている。
この他、神奈川県内では、横浜市栄区田谷町から藤沢市城南1までをつなぐ一般国道468号首都圏中央連絡自動車道(横浜湘南道路)で、▽小雀第一高架橋(274b)▽(仮称)小雀高架橋(28b)▽藤沢第一高架橋(136b)▽藤沢第二高架橋(165b)―が未着手。
埼玉県内でも、さいたま市中央区円阿弥〜上尾市堤崎をつなぐ一般国道17号新大宮上尾道路(与野〜上尾南)で、延長約8`を高架橋として整備する。17年度から、直轄事業と合わせて有料道路事業として実施。このうち直轄施工の対象は▽6号橋〜9号橋▽13号橋〜24号橋▽28号橋▽30号橋〜38号橋▽大宮出入り口のON・OFFランプ橋▽宮前出入口のON・OFFランプ橋―。
提供:建通新聞社