建設新聞社
2020/09/18
【東北・青森】10月公告を目指す/新町街づくりが青森市に複合型商業施設
新町街づくり(青森市堤町2の1の3 工藤猛代表取締役)は、青森市新町の百貨店・中三青森本店解体跡地に、複合型商業施設の新築を計画しており、10月にも施工者選定に向け、公告する見通しだ。現在、発注方法などについて検討を進めている。17日に工藤代表取締役を含め、事業に係る4人が青森市のアウガで『青森市新町一丁目地区優良建築物等整備事業説明会』を開催し、公表した。
これは、青森市新町1の7の1地内に完成した中三青森本店が1974年の開業から老朽化により耐震対策が必要と判断されたことなどから店舗を解体した跡地に、市街地環境の活性化を目的に新店舗や集合住宅が入居する複合施設整備を立案したもの。
計画では、店舗と隣接する立体駐車場を解体し、立体駐車場周辺一帯も含む区域約5000平方bに、RC造およびS造14階建て、延べ1万6884・98平方bの本館(商業・集合住宅棟)「THREE」と、S造5階建て、延べ7397・87平方bの自走式立体駐車場・店舗棟「アネックス棟」を建設する。
新施設は、1〜4階を中三百貨店をはじめとする商業施設とし、5階以上は集合住宅棟で構成し、戸数は86戸となっている。隣接する224台収容できる自走式駐車場は、1階部分に商業スペースを設ける。また、雪国でも快適に利用できるように本館3階と駐車場4階に連絡通路を設置し、歩行者空間の環境改善、来街者の回遊性を高める。
今後、施工者選定後、11月の着工、2022年12月の竣工、23年3月までに内装・環境工事を行い、同年春頃のグランドオープンを目指す。
なお、実施設計は菅野宏史建築設計事務所・工藤真人建築設計事務所JVが担当。事業開発はMiK、マンション事業はタカラレーベン東北、総事業費は約90億円を試算している。
提供:建設新聞社