梅原土地改良区は、高島市今津町梅原地区の農業水利施設保全合理化事業として、暗渠排水6f、用水路改修3830bについての事業計画(施設整備計画)を20年度末メドに策定する。
今後のスケジュールについては、県の経営体育成基盤整備事業として21年度の採択を目指し、22年度に測量設計、23年度に工事着手へと進めていく。
内容によると、梅原地区の施設は整備後35年経過し、用排水路及び暗渠排水施設は既に耐用年数が経過したものや、経年劣化に伴う損傷が目立っており、老朽化が激しく農業経営に支障を来している。今後も安定した用水供給を継続するとともに、担い手の効率的かつ安定的な経営の充実を図るため、農地の集積・集約化、汎用化の推進を進めていく。生産効率・安全性の向上及び競争力のある「攻めの農業」の実現に資するため、老朽化した施設の整備に必要な施設計画の策定を行い、同事業により事業採択を受けるため、施設の改修検討及び効果を算定し、計画書作成にかかる計画調査を実施する。
対象地域などの状況については、県北西部の一級河川石田川左岸中山間地域の水田地帯で、同地区は以前、土地改良事業を実施し、生産基盤は整備されているが、施設の老朽化に伴い、用水路からの漏水や暗渠排水の機能不全が顕著に見られ、担い手への農地集積・集約化の妨げとなり、計画的な更新工事の実施が必要となっている。
施設整備計画策定の調査概要は、用水路UF250×L0・63q、UF300×0・64q、UF350×L2・01q、UF400×L0・17q、UF450×L0・38qの合計L3・83qで、受益面積38・7f、暗渠排水工6f。
なお、コンサルは葵エンジニアリング滋賀営業所(東近江市)が担当。
提供:滋賀産業新聞