鈴鹿市は、天名地区に公民館機能などを移転・集約する「天名地区公共施設一体整備」事業を進めており、同地区に建設する「天名複合施設」の基本設計を南設計(鈴鹿市)に委託した。履行期間は2021年2月10日まで。21年度に実施設計、22年度以降の工事着手を予定している。同地区に建設する消防分署建築工事についても基本・実施設計を予定しており、10月以降の発注が見込まれる。
同事業は、鈴鹿市御薗町の国道23号中勢バイパス御薗ランプの上り口の西側に沿った区域約1・8fを開発し、複合施設、消防分署などを整備するもの。造成工事は2工区に分けて、20年度から着手している。
今回、基本設計に着手する「天名複合施設」は、天名地区市民センター、天名公民館、子育て支援センターりんりんの3施設を移設し、複合施設として一体化させるもの。計画規模は鉄骨造平屋880平方b程度、倉庫、駐輪場などが鉄骨造平屋60平方b程度。建築場所は、全体敷地の中の北側で面積約5300平方b。設計では、施設配置や、3施設の機能を有した施設内の基本的なレイアウトなどを関係機関と協議しながら検討する。
敷地南側の約7000平方bに、消防分署を建設する。施設規模は鉄筋コンクリート造平屋約1200平方b。この他、ヘリポートなどを配置する計画。
建設地は御薗町字郷堂5306他。
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建通新聞社