令和元年度に完成し、特に優れた「測量等業務」を表彰する式典が16日、県庁講堂であり、優良業務17件の受注者(実質13者)と若手優良技術者3人が県土整備部の草野愼一部長から表彰された。
今年度で6回目となる県土整備部優良業務表彰は、成果品の品質向上と技術者のモチベーションアップが目的。2019年度に完了した設計金額500万円以上の業務344件から成績点92点以上で、▼難易度▼新技術の独自提案▼地元との調整―といった観点から他の模範となる優秀業務を選んだ。
表彰部門別では、土木関係建設コン10件、測量・地質・補償関係コン6件、県外コン1件―。このうち、荒谷建設コンサルタントと西谷技術コンサルタント、シンワ技研コンサルタント、サンイン技術コンサルタントの4者は部門ごとにダブル受賞を果たした。
優良業務に携わった配置技術者は来年度以降、簡便型総合評価の採点に優遇される。
また、昨年度から創設された「若手優良技術者表彰」は、優良業務と同程度の成績を収めた業務に関わった40歳未満の管理技術者を顕彰。ウエスコの金坂浩次さん(37)と西岡克知圭さん(30)、西谷技術コンサルタントの村上慶樹さん(39)がそれぞれ表彰に輝いた。
式典には受賞コンサルタントの代表者と担当技術者、若手優良技術者の32人が臨み、草野部長が「質の高い成果は、まちがいなく令和時代の構造物に活かされる。今後も丁寧な仕事を願いたい」と、一人ひとりに表彰状を授与。受賞者を代表してサンイン技術コンサルタントの大野木昭夫社長は「住民の要望に応えるよう、持てる力を蓄えて未来の郷土づくりに努めていく」と謝辞を述べた。
日刊建設工業新聞