東京都建設局は、青山葬儀所を建て替える。築後45年以上が経過し、施設の老朽化が著しい。新しい施設の規模や機能、スケジュールなど具体的な検討をこれから始め、新たな施設の在り方について、2021年度中をめどに方向性を示したい考え。利用者の安全を確保するため、21年4月1日から施設の使用を休止する。
青山葬儀所(港区南青山2ノ33ノ20)は、青山霊園の一角にある葬儀専用の施設。大規模な葬儀やお別れの会、法要などに対応可能。火葬場は設置していない。
現在の建物は1974年に旧耐震基準で建てられており、▽式場棟(2階建て)▽待合・管理棟(平屋)▽集会室(平屋)―で構成する。総延床面積は2348平方b。この他、65台分の駐車場などがある。
2019年に耐震診断を土屋建築研究所(新宿区)に委託して実施した。改修を検討していたものの、老朽化が進んでいることから、建て替えることにした。
建て替えを議論するに当たり、検討会を立ち上げるかどうかなど、検討の方法も含めて詳細はこれから決めることになるという。
提供:建通新聞社