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滋賀産業新聞
2020/09/16

【滋賀】県南部土木 草津川の河川改良

 県南部土木事務所は、青地町地先他で草津川の河川改良工事を計画。現在、概略設計を三井共同建設コンサルタントで進めており、これを21年7月頃にまとめる。予備設計の発注については21年秋頃を目指しており、実施設計、工事については現在は未定。
 計画によると、青地町地先を流れる草津川と金勝川の合流付近を起点とし、川の上流に向かい大津市上田上桐生町付近を終点とする延長5700bの河川の整備を行うための調査を行う。今後の台風や暴風雨などによる河川の増水対策として、河川の切り下げや新たに河川を整備するなどの案はあるが、新たに河川を整備するには用地買収などコストが膨れるため同事務所は、現段階では河川の切り下げを中心に進めるとしている。また、対象範囲には約14本の橋が架かっており、整備するにあたり橋の架け替えなども含め調査を実施する。
 草津川の河川整備は、昭和46年から始まり平成14年までに矢橋町と南山田町を繋ぐ湖畔橋付近から、青地町地先を流れる草津川と金勝川の合流付近までの延長約5500bを国の事業で進められてきた。しかし、その後は県が管轄し、19年度より県が進める「第2期滋賀県河川整備5ヵ年計画」の中にも含まれる事業として今後も県管轄で同河川の整備事業を実施していく。
 なお、河川整備5ヵ年計画は、河川管理者である県が河川の現状を踏まえ、治水対策を計画的に進めるため、19年度から23年度の5年間に実施する河川整備事業の内容を取りまとめている。

提供:滋賀産業新聞