愛媛県は、西日本豪雨災害への対応として市町の災害復旧事業を受託するとともに県独自の緊急防災・減災対策を積極的に推進するため、一般会計に162億2585万円を計上する9月補正予算案をまとめた。
西日本豪雨災害などへの対応と防災・減災対策では、市町の災害復旧受託事業として宇和島市の道路3カ所復旧と大洲市の大成橋復旧に3億5190万円、大洲市の父橋架設替えに1億0700万円を追加。7月豪雨災害の矢の口(大洲市)地滑り対策事業に3億6947万円、同じく川之石高校実習園の吹付法枠工の復旧事業に5303万円を充てる。
県単独の緊急防災・減災対策では、地震などによる大規模災害に備え緊急輸送道路などの改築など42カ所に6億9840万円、原発から半径30`圏内や津波浸水想定区域内の法面工や路面補強などに8億8000万円、浸水被害危険箇所の護岸改修や樋門改良など19カ所に1億0300万円、河川堤防危険箇所の堤防強化など緊急対策4河川に4500万円、土砂堆積が著しい103カ所の河床掘削などに10億1440万円、津波対策の護岸補強など9カ所に9076万円、港湾施設改良12カ所に1億4700万円、砂防施設の緊急機能強化40カ所に2億9964万円などを計上している。
提供:建通新聞社