大津市公園緑地課は、国民スポーツ大会滋賀大会テニス競技会場となる「大石緑地スポーツ村」にあるテニスコートについて、コート数の増設など再整備に取り掛かっていく。
今後のスケジュールは、20年度内をメドに測量・基本設計・実施設計業務を取りまとめ、21年度以降の工事着手を予定している。
工事期間は2ヵ年を見込んでおり、今のところ第1工区・第2工区として年度毎に工区を分けて取り掛かる考え。
内容によると、国民スポーツ大会滋賀大会テニス競技会場となる予定の大石緑地スポーツ村にあるテニスコートについて、第79回国民スポーツ大会および第24回全国障害者スポーツ大会の開催や将来にわたる市民の利用を重視した整備を図っていく考え。
対象エリアとなる既存の敷地内でコート数は、20面から24面に増やすことに伴う全体的なレイアウトの検討・設定を行い、軟式テニスとソフトテニスの両方の競技が可能な砂入り人工芝としていく。テニスコート増設に伴い施設内歩道を改修する必要がある場合は、その検討・設定も行い、選手及び観覧者等の動線が不自然に交錯しないよう、テニスコート平面計画を検討する。また、車椅子観覧者への対応として、車椅子優先観覧エリアを帯状に設置し、照明設備(最低メインコート6面分)については、デザインやできるだけ多くのコートでナイターができること等に配慮し、コート24面を施設敷地内に収まるよう数ブロックに分割し、それぞれネットフェンスで囲うものとする。このうちクラブハウス正面に位置する1ブロック(6面)はナイター照明施設を設置するにあたり、常設とするか仮設とするかについて、メンテナンス等も配慮しながら、関係機関と協議をしていく。車椅子テニスにも対応するため、「都市公園の移動円滑化整備ガイドライン」に基づき、バリアフリーに配慮して整備を行い事業を進めていく。
大石緑地スポーツ村は、大石淀1丁目3―32に位置し、テニスコート(砂入り人工芝)20面、多目的グラウンド(野球・サッカー・ラグビー兼用)、クラブハウス(330平方b)、ローラースケート場、全天候多目的グランド―の施設となっている。
なお、コンサルはサンセイ(大津市)が担当している。
提供:滋賀産業新聞