トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2020/09/11

【富山】残費195億で橋梁など/8号入善黒部BP整備/北陸整備局

 北陸地方整備局は、国道8号入善黒部バイパス整備事業について、21年度以降に残事業費195億3200万円を投じて、早期の4車線化に向けて整備促進を図る。このほど開かれた事業評価監視委員会で事業継続が承認された。
 今後は、現道拡幅区間である入善町椚山―上野間の用地取得、道路設計、改良工事を推進し早期4車線供用を目指すとともに、バイパス区間の4車線整備は交通状況を勘案しつつ、整備時期などを検討していく。現道部で路床改良が必要になったため約18億円、車両用地下横断ボックスおよび地下横断歩道を3カ所追加したことで約12億円をそれぞれ増額。総事業費は約887億円から約917億円にアップした。残事業費のうち用地・補償費が20億円。20年度末の事業進捗率は80%。
 同事業は、国道8号の入善町椚山から魚津市江口間16・1キロにおける交通渋滞の緩和や広域幹線ネットワークの充実強化などを目的に、バイパス整備を行うもの。15年3月に、黒部市古御堂から魚津市江口間7・3キロが暫定2車線で供用し、全線開通となった。
 残工事費190億4800万円の内訳は▽土工(56万316立方メートル)2億8800万円▽法面工(9万290平方メートル)3億5800万円▽擁壁工7300万円▽函渠工10億300万円▽排水工1600万円▽中央分離帯工(1万3491メートル)2億2700万円▽橋梁100メートル以上(2174メートル、14橋)85億8800万円▽橋梁100メートル未満(317メートル、14橋)43億6300万円▽車道舗装(15万2250平方メートル)34億4200万円▽歩道舗装(1万1419平方メートル)6400万円▽側道舗装(1000メートル)300万円▽交通管理施設工(標識、防護柵、道路照明、電線共同溝など)6億2300万円―。このほかに用地費が1億800万円、間接経費(地質調査、測量、設計費ほか)が3億7600万円。

hokuriku