独立行政法人地域医療機能推進機構・中京病院(名古屋市南区三条1ノ1ノ10)は9月9日、工事発注見通しを公表し、同病院の建て替えに向けた工事の入札時期などを明らかにした。準備工事は2020年度第3〜4四半期に、本体工事は21年度第2四半期に入札を行う。
準備工事は1期と2期に分けて発注する。1期工事では、設計・施工を一括して、立体駐車場(鉄骨造4階建て延べ約1万平方b)を新築する。総合評価方式の一般競争入札で、第3四半期に公告する。工期は約20カ月を予定している。
2期工事は、既存建物(鉄筋コンクリート(RC)造9階建て延べ約1万平方b)の解体。詳細条件審査型の一般競争入札で、第4四半期に公告する。工期は約10カ月を予定。
本体工事は建築、電気、機械の3件に分割。全て詳細条件審査型の一般競争入札で、21年度第2四半期に公告する。工事概要は▽東館(RC造・免震構造、9階建て延べ約2万9000平方b)の新築▽放射線治療棟(RC造・免震構造、平屋約600平方b)の新築▽本館(RC造8階建て延べ約5800平方b)他の改修▽既存建物(延べ約1万5000平方b)の解体。工期は約71カ月を予定している。
同病院の建て替えは、基本・実施設計・工事監理業務を久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)が担当。整備に伴うコンストラクション・マネジメント業務は、プラスPM(東京都千代田区)に委託している。
提供:建通新聞社