湯梨浜町にある県施設「衛生環境研究所」の空調設備が老朽化し、2020〜21年度にかけて更新される。県は9月補正予算案に改修費1億5300万円(債務負担行為2億4600万円)を盛り込んでおり、予算措置後の11月に工事発注する。
築後20年近くが経過した施設では、空調用熱源設備のアンモニア冷凍機が老朽化して頻繁に不具合が発生し、アンモニアの漏えいも起きている。このため熱源設備と空調設備を合わせて改修する。
県営繕課の説明によると、熱源設備は「電気式ヒートポンプチラー方式」。アンモニア冷凍機4台を更新するほか、各室に設置してあるファンコイルユニット(FCU)(=送風機・熱交換器)を取り換える。
現在、実施設計を進めており10月までに詳細な改修内容を固める。工事費は3億円を大きく上回りそうだ。
今後のスケジュールは、県内管工事A級2社JVを対象に11月に入札。熱源設備を12月から来年5月にかけて、FCUは今年度末から来秋にかけて更新する。
日刊建設工業新聞