米原市は、ほ場整備未実施の野一色地先の「野一色地区」農地約15fについて、23年度(令和5年度)の事業採択に向け大規模土地改良事業計画策定に取り組んでおり、近く基礎調査を再公告する。順調に採択されれば事業許可後は県湖北農業農村振興事務所に所管が移り、同事務所から23年度(令和5年度)にも実施設計、24年度(令和6年度)にも工事が発注され着工、2ヵ年以上の複数年度で進められる見通しだ。
大規模土地改良事業計画策定に向け市が今年度委託予定の基礎調査は、現地踏査や資料検討取集、計画・設計諸元検討、計画平面図作成―など。先月の入札で参加者がなく取りやめとなったため、メンバーを変え即再公告される見通し。
対象となるのは、ほ場整備実施を要望している野一色地区のほ場整備事業組合に所属する約50名程の地権者らが所有する農地一帯で、1年先行し22年度(令和4年度)の事業採択に向け約100名の地権者がほ場整備約25fの申請準備を進めている井之口地区の南側。事業実施面積は現時点で約15fを予測。
米原市では実施要望や昨年度の事業組合設立を受け、今年度当初予算にコンサル費用を措置。21年度(令和3年度)も予算を確保し、事業採択申請作成業務を委託し確定まで進めたい考え。22年度(令和4年度)に申請書を提出し、23年度(令和5年度)をメドに事業採択されるまでを米原市が担当。順調に採択されれば同年度以後の実施設計、工事は県が発注することとなる。
提供:滋賀産業新聞