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　新潟市は９日、簡易公募型プロポーザルで選定を進めていた「児童相談所施設整備基本・実施設計業務委託」について、最優秀者に新潟市建築設計協同組合を特定したと発表した。優秀者は堤建築設計事務所だった。
　児童福祉司等の増員や相談・一時保護件数の増加に対応するため、児童相談所（中央区川岸町１丁目５７番地１）の敷地内のグラウンドで増築工事および既存建物改修に伴う基本・実施設計。履行期間は２１年１０月２９日まで。増築工事に約１２カ月間、既存建物改修工事に約８カ月間を想定し、全体概算工事費が７億２６００万円（増築分６億３３００万円、既存改修分９３００万円）。
　設計を経て一時保護所となる増築棟から着手。想定される規模はＳ造もしくはＲＣ造４階建て延べ約１６００平方メートル。定員を２３人から４０人程度（幼児１０人、学齢期の児童３０人）に拡大。１階に幼児ユニット・諸室エリア、２階に女子児童エリア、３階に男子児童エリアを配置するほか、４階に屋内運動場を設置。２３年１月ごろに増築棟を完成させ、同年春の一時保護所供用開始を目指す。引き続き、執務室拡大及び相談室を増設する既存建物の改修工事を実施。２３年内の全体完成を見込む。