東近江市は、同市永源寺高野町の永源寺参道(高野九居瀬線)にある人道橋「大歇橋(だいけつきょう)」について、昨年度に実施した道路橋定期点検において補修対策が必要と位置づけられたため、次年度以降の施工を念頭に、橋梁長寿命化の観点に基づき補修対策工法を検討し、補修対策工事に必要な設計図書及び数量計算書の資料を作成する。
今月11日に開札する事後審査型一般競争入札で、「大歇橋橋梁修繕詳細設計業務」の委託事業者を決め、今年度内に設計図書等をまとめる。
大歇橋は、愛知川の支川・堂の後谷に架かる1920年5月に架設された橋長11b、幅員3・8bのRCアーチ橋を主構とした1径間の橋梁で、下部構造形式は重力式橋台が2基となっている。
定期点検で、上部工・アーチリブに浮きが見られ、橋梁構造の安全性の観点から速やかに補修等を行なう必要があるとして「健全度V」の評価とされた。
このため、今回の業務では、橋梁の損傷状況を把握し補修設計を行なう上で必要となる現地踏査を実施し、詳細調査結果を分析。補修対策工法を検討し、補修設計図面を作成、数量計算を行ない施工計画、概算工事費の算出を行ない、着工準備を整える。
提供:滋賀産業新聞