倉敷市は、9月補正予算案に総合福祉会館新築事業費4億9627万円(工事費4億8800万円、工事監理委託費826万円)と2021年度債務負担行為限度額7億4473万円の総額12億4100万円を盛り込んだ。議決後、建築、電気、機械に分離し、2021年2月議会承認案件として発注準備に入る。
同事業は、老朽化した総合福祉会館と老人福祉センター有城荘、倉敷児童館を整理統合する。新会館の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2000平方b。1階西側に有城荘、東側に児童館、2階に障害福祉サービスを行うふじ園が入る。有城荘は娯楽集会室(142平方b)や娯楽室3室などを設ける。児童館は遊戯室(155平方b)や集会室(61平方b)、食育活動室(48平方b)、乳児スペース(44平方b)など。その他、1階には事務所(103平方b)や多目的トイレなどを配置する。2階のふじ園は作業室(163平方b)や多目的室(86平方b)、食堂(33平方b)の他、機械室2室などを設置する。屋上緑化も行い、駐車場95台分を確保する。
新会館は、議決後正式契約を行い22年4月の仮オープンを目指して着工、完成後に既存会館(鉄筋コンクリート造4階建て延べ2761平方b)を解体、23年3月から駐車場や外構工事を実施し、同年10月ごろに完全オープンする。
所在地は有城710で敷地面積は3841平方b。基本・実施設計は、丸川・青木設計JVが担当。
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提供:建通新聞社」