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　大阪市は、市内４カ所目となるこども相談センターの建設計画で、基本計画・基本設計・実施設計・工事監理の委託先を内藤建築事務所大阪事務所（大阪市中央区）に決めた。今後、契約を結び、２０２１年度から基本・実施設計に着手する方針だ。
　新たなこども相談センターは、大阪市鶴見区今津南１ノ３ノ11に建設する計画。本年度に建物規模や４カ所体制の管轄区域などの検討に着手。その後、21〜23年度に基本・実施設計を行い、23〜25年度に建設工事、26年度の開設を目指す。
　市では、市内の中央、南部、北部の３カ所に児童相談所を設置するよう事業を進めている。児童虐待相談件数が増加していることや、一時保護所の定員超過が常態化していることから鶴見区に東部地区を管轄する４カ所目の相談所を設置することにした。施設規模など詳細は今後検討する。
　浪速区に建設する３カ所目の施設については、本年度に基本設計に着手する。同施設についても基本・実施設計は内藤建築事務所大阪事務所が担当し、20〜21年度で進める。22〜24年度で建設し、25年度早期の開設を目指す。
　同施設の整備計画では、中央区にある市こども相談センターを浪速区に移転する。建設予定地の敷地内には、もと浪速青少年会館の建物があり、現在は栄小学校の校舎として利用している。新施設を建設するのは、校舎南東側にある敷地面積約１万平方�bの空き地。
　新施設の延べ床面積は、児童相談所部門５５００平方�b、教育相談部門２３００平方�bの計７８００平方�b。建設地は浪速区浪速東１丁目。

提供：建通新聞社