県県土整備部都市局住宅課は、8月3日に改札した「金ケ作県営住宅第2期実施設計業務委託」の入札結果を公表した。簡易公募型指名競争入札に8者が参加し、竹江設計事務所(鎌ケ谷市西佐津間1―18―1)が2760万円で落札した。予定価格は3561万9000円、調査基準価格が2727万5000円(いずれも消費税抜き)だった。履行期限は2021年3月19日。昨年度に策定した基本設計の住戸プランを基に実施設計を行う。来年度の着手予定。
2期工事では、共同住宅1棟(3号棟)と集会所1棟を整備し、既存2号棟の集会室を住戸に改修。併せて駐輪場等の工作物を整備する。
建設場所は松戸市金ケ作地先。敷地面積は6025・48u。用途地域は市街化調整区域。
共同住宅はRC造5階建て延べ3361・07u(最高高さ14・90m)の規模で、戸数が54戸。集会所はRC造平屋建て延べ101・04u。既存2号棟集会室の住戸への改修は2戸を予定する。
また、設計では既存1、2号棟と新棟の下水道接続を検討するほか、工作物(擁壁、設備基礎等)、外構(広場整備、舗装、屋外排水設備、境界石標等)、造園(樹木の新植及び芝張りの新植)、設備(電気設備、機械設備、昇降機設備等)、既存浄化槽取り壊し――についてまとめる。
入札には竹江設計事務所のほか、カトウ建築事務所、網中建築設計事務所、千都建築設計事務所、桑田建築設計事務所、鈴木建築設計事務所、千葉土屋建築研究所、イデア建築設計事務所の7社が参加した。
同住宅の整備では本年度、実施設計のほか、地質調査を実施する。7月27日の指名競争入札で千葉エンジニアリング(千葉市美浜区稲毛海岸2―1―31)が予定価格861万円(消費税抜き)に対し820万円(同)で落札した。履行期限は本年12月21日。
同住宅においては1期と2期を合わせて約190戸を整備する計画で、1期では09〜10年度の2か年で1、2号棟136戸を整備した。1期の建物規模はRC造5階建て2棟延べ約8152u。1号棟が79戸で延べ4649u、2号棟が57戸で延べ3503u。
1期の実施設計は鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1―5―11)が担当。建築は鎌形・鵜沢JV、電気設備はE&Eシステム、衛生設備は早見設備が施工した。