県土整備部は4日、国道482号・箸建橋(江府町下蚊屋)耐震補強工事の設計内容を固めた。請負対象設計金額3億5000万円の大型工事で、県外ゼネコンと県内土木一般A級によって構成する2社JVを条件に公募する。
箸建橋は下蚊屋ダムの湖内に架かる2径間ポストテンション方式単純T桁橋。橋長78・0b、幅員8・20b。
架設後40年以上が経過しており、点検の結果、早期に補強する必要性が判明。大地震に耐えられる構造に改修する。
同部道路企画課によると、対策工の中身は橋脚部をPCプレキャストパネルによって巻き立て、コンクリート充填する工法を採用。高さ26bの橋脚のうち9bあまりは水中での施工になる。工期351日間。
発注工種は「土木一般」とし、同種工事実績を求めるためJV代表者はP1200点以上のゼネコンに公募範囲を広げる。構成員は県内土木一般A級。
予算措置上、施工期間が21年度にまたがる債務負担行為。このため、落札した県内業者は20、21年度にそれぞれ「受注額点」が加算される。
同部は7日に制限付き一般競争入札を公告後、10月1日に開札する。
日刊建設工業新聞