新潟市水道局は4日、「20年度第1回新潟市水道事業経営審議会」を開き、4つのエリアに集約して再編後に浄水場3施設、配水場9施設にするとした浄配水施設再編基本構想の要約版(案)が示された。
人口減少により市の水需要も減少が見込まれ持続可能な水道事業の達成に向け、投資を最適化して施設を再編。基本構想によると、現在の浄水場6施設、配水場13施設を中部・北部・東部・西部の4つのエリアに集約し、高効率かつコンパクトな施設再編を図る。
中部エリアは青山浄水場を配水場に転用。北部エリアは南浜・内島見配水場を統合し新設配水場1施設、東部エリアは阿賀野川・満願寺浄水場を統合し新設浄水場1施設、西部エリアは戸頭・巻浄水場を統合し新設浄水場1施設とし、浄水場3施設、配水場9施設に再編。施設再編により100年間で約591億円、建設改良費347億円、運転経費等244億円の削減効果を見込んでいる。
再編完了は中部が2050年代後半、北部と東部が2050年代前半、西部が2060年代前半を目指す。